英語圏の中でもどうしてオーストラリアなのでしょうか。ここではオーストラリア留学をする利点-ずばりその魅力とは何かをご紹介します。
目次
治安がよい
留学先を決める要素の1つにほとんどの学生が「治安の良さ」を挙げています。確かに日常生活で危険が感じられるような所であれば、勉強どころではありませんし日本にいる家族も心配になります。
ある海外旅行保険会社の調べによると、オーストラリアは162カ国の内10番目に安全な国とランクされています。スリ、強盗、詐欺、女性への性犯罪、テロリストによる犯罪発生率は低く、女性でも夜1人で出歩くことに危険を感じることはありません。
比較的安全なオーストラリアですが、常に最低限の注意は必要です。バッグを長時間放置しておいたり、携帯やパスポートをうっかりどこかに置き忘れたりなど不注意によって紛失することのないよう注意しましょう。また、パブが立ち並ぶ繁華街に深夜に徘徊したり、地元の人が危険視する区域に1人で出歩くことは避けましょう。
温暖な気候と時差
オーストラリアが留学する場所として人気がある理由のひとつに、その温暖な気候があげられます。日本とちょうど逆の季節になるオーストラリアでは7月が最も気温が低く、1月が気温の高い夏となります。
温暖なのが赤道に近いオーストラリア北部に位置するダーウィンやケアンズです。冬でも薄手の羽織物で十分に寒さ対策ができます。夏から秋にあたる時期には蒸し暑くなりますが、平均最高気温は30度前後で日本の夏に比べると過ごしやすいと感じる方が多いようです。
赤道から遠くなる南のタスマニアが寒い地方の代表都市です。夏でも平均最高気温は23度と涼しく、冬は平均最高気温10度前後、最低平均気温5度を少し下回るくらいで、こちらも日本の冬に比べると過ごしやすいと感じる方がほとんどです。
1年中を通して過ごしやすい気候のため、休日には公園でバーベキューやバースデーパーティ、ビーチでは日光浴やビーチパーティなどを楽しむ人で賑わいます。公園にはカフェがあったり、ジョギングや犬の散歩を楽しむ人がいたり、何よりもうれしいのはバーベキューの施設が設置されていること。お肉とサラダとワインを持っていけば1日のんびりとアウトドアが満喫できます。
日本とオーストラリアの時差は基本1時間で、夏時間を採用しているニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、サウスオーストラリア州、タスマニア州では最大2時間となります。
日本の家族との連絡も取りやすく、緊急時などは特にリアルタイムで日本にいる人と連絡できることは大きな利点となります。
グローバルな環境
オーストラリア政府は2011年からほぼ毎年19万人の移民を受け入れており、人口の増加と共に各都市は成長し続けています。新しい住居、病院、学校、ショップなどが日々新たに建設される中、オーストラリア人の暮らしは多種多様に変化しています。人々も固定観念に固まることなく、新しい隣人を受け入れ、交流を広げ、みんなが共通語である英語を通してコミュニケーションを図っています。そこに共通するのは意思疎通を図ろうというポジティブな態度です。色々なバックグラウンドを持つ人々が混在する中、イントネーションやアクセントは一人ひとり違って当たり前。言語よりも大事なのは、オーストラリアの文化を尊重しながらも個々の文化を持ち込み、それを受け入れ共生するという態度です。
世界中から集まる留学生も多く、高校留学、語学留学、専門学校留学、大学・大学院留学と、何をどの学校で勉強してもいろんな国の友達ができること間違いなしです。留学が終わってもお互いの国を訪ねたりと、英語という共通語を通して一生涯の友達ができることもオーストラリア留学の魅力です。
多民族国家をエンジョイ
この国は豊かな自然と資源だけが恵まれているのではありません。世界各国からの移民が多く住むため、その食生活の豊かさにも目を見張るものがあります。イタリア料理、ギリシャ料理、ベトナム料理、タイ料理、トルコ料理、レバノン料理、インド料理、モロッコ料理、東ヨーロッパ地方の料理、ロシア料理など、その国出身のシェフが腕を振るうため、気軽に本場の味を楽しむことができます。世界中の食材が手に入り、新しい料理に挑戦することもできます。初めて海外に留学する方にとっても、近所のお店で簡単にアジア食が手に入ることに安心感を覚えるはずです。
教育のレベルが高い
オーストラリア留学の1番の魅力といえば「教育のレベルの高さ」があげられます。英語圏を目指す世界中の留学生が集まるオーストラリアには1,100校を超える大学、専門学校、語学学校など教育施設があります。
オーストラリアの企業では即戦力が求められるため、これら教育機関で提供されるコースは理論だけではなく実践を中心としたものがたくさんあります。このスキルを身につけるコースこそまさに英語プラスアルファを求める方にピッタリといえます。
また、大学は世界有数のランクを誇る学校が豊富にあり、オーストラリアの大学に入ることで、英語を習得するだけでなく、今後のキャリアに大きな可能性を広げることができます。
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日本との結びつきが強い
オーストラリアの最大輸出国は中国、次に日本、韓国、インドそしてアメリカと続き、アジア文化が非常に浸透しています。これはオーストラリアが地理的にアジア諸国と近いこと、またオーストラリアのオープンな経済政策もともなって、オーストラリアとアジア諸国が強い友好関係で結ばれているのです。
特に日本とオーストラリアの交流は長く、オーストラリア人はとても親日家であるため日本語を勉強していたり、日本食や日本の文化に関心がある人もたくさんいます。また、オーストラリア人は明るく陽気な人が多く、エレベーターで乗り合わせただけなのに「どこ出身なの?」「私、日本語だったらいくつか分かるわよ。」という陽気な会話に発展することもしばしばです。
小学校では第二言語として日本語を選択している子供たちも多く、親としてもこの機会に少しでも日本語を習得してほしいと日本人の家庭教師を募集することも多くあります。また、大学では日本語を学びたい人のクラブ、日本文化に興味のある人のクラブなどにもたくさんのクラブ員が在籍していて、ネイティブ日本語話者が大歓迎されます。日本人であるというだけで温かく受け入れてもらえるとはうれしい限りです。
学生ビザ、ワーホリでアルバイトができる
オーストラリアに学生ビザ、ワーキングホリデービザで来豪する人は就労が認められています。(学生ビザには就労時間の制限があります。詳しくはコチラ)
学生ビザの方は、アルバイトをしながら学費や生活費を得ることができ、実際多くの人が学校に通いながらアルバイトをしています。フルタイムでのお仕事探しは難しくても、留学生向けに週2~3日の通学で済むようタイムテーブルを工夫している学校が多々あり、終日のお仕事でもゲットできる可能性があります。また、夜だけ、朝だけのお仕事など自分の空き時間にできる職業を選ぶことによって学業と仕事を両立することが可能です。
ワーキングホリデービザの方は、フルタイムで就労できます(1つの雇用主の元最長6カ月まで)。特にオーストラリアは農業での季節労働が盛んで、これらの職種では深刻な人手不足が問題視されている程です。オーストラリアの都市や地方によって作物等の収穫時期が異なることから、オーストラリアのどこかで必ず季節労働の募集があります。
他にもオーペア(Au Pair)と呼ばれる、ホームステイしながら現地の子供の保育をする見返りに滞在先の家族から報酬をもらって生活するという制度も多くの人に利用されています。
職種は様々ですが、人口増加と都市拡大に伴い、カフェやレストランなどのホスピタリティ業界、建設業界、ショップの店員、ベビーシッター、オフィスやショッピングセンターのクリーナーなど人手を必要としている業界がたくさんあります。
人手が必要なのはオフィス等の現場でも同じです。優秀な人材を確保しようと、企業はインターンシップ制度を利用することも多くあります。学生ビザで就学しているコースで提供された無給インターンシップからアルバイトをオファーされたり、インターンシップから次なる就労ビザをオファーされたり、会社にとって必要な人材だと認められればその先に繋がる可能性が大きいと言えます。
スポーツが盛ん
オーストラリアはスポーツが盛んな国です。留学生の多くがスポーツを通して交流関係を広げることに成功しています。
海が近いことからマリーンアクティビティが盛んで、サーフィンなどを始めるいいきっかけになるかもしれません。語学学校では放課後サーフィンのレッスンを含んだ英語プラスアルファのコースを提供している学校もあります。
その他、ラグビー、サッカー、ダンス、テニス、ヨガ、バドミントンなどコミュニティセンターやアートセンターを利用した地元コミュニティによるクラスやクラブが盛んです。近くでサッカーフィールドがあったので覗いてみたら参加することになった、フェイスブックで近くのクラブを見つけて練習に参加するようになった、近くのフィールドでラグビーをやっているのを見かけたので一緒にやるようになった、など気軽に参加できるものを見つけて是非参加してみましょう。
滞在先が見つけやすい
長期で滞在する場合には、ホームステイ、シェアハウス、大学の寮などの選択肢があります。ここでは自分で滞在先を探すことになるシェアハウスについてご紹介します。
職場に近い所に住みたい、学校から比較的近い所に住みたい、シティの中心街に住みたい、静かな田舎に住みたい、などその時々のライフスタイルによって住みたい場所の希望も様々です。そんな時にある限られた物件しか見つけられないのであれば、通勤や通学に非常に時間がかかりストレスになりかねません。
オーストラリアでは、大学までは家から通うけれど一度就職するなど収入を得るようになると親元を離れ、シェアハウスに移動するのが一般的です。その為シェアハウスの募集件数も常時多く、希望の場所でお気に入りの物件が見つかる可能性が高いと言えます。シェアハウスはインターネットで探すことが支流で、大手ウェブサイトになると2分毎に誰かがウェブサイトを使ってシェアハウスを見つけているとのこと。ウェブサイトを訪れる利用者の数は月3億人以上で、シェアハウスを提供する側と探す側のボリュームが非常に多いことを示しています。
自然を満喫 国内旅行
世界中のみんなが行きたい国ナンバーワンに選ばれるオーストラリア。米英の旅行雑誌では、世界一住みたい場所にシドニーやメルボルンが選ばれています。その理由は輝くビーチ、美しい自然、そしてそこに親しみやすい人々が住む場所だからといえるでしょう。
オーストラリア国内旅行を目当てにやってくるのは観光ビザの方ばかりではありません。学業の合間の国内旅行やワーキングホリデーでの1人旅など、魅力的な観光地に惹かれてオーストラリアに来られる方がたくさんいます。
オーストラリアの自然遺産、自然遺産+文化遺産で認定されている世界遺産リスト(2018年11月現在)の内、人気のある観光地をピックアップしてみました。
Fraser Island

Tourism Australia
クイーンズランド州にある世界最大の砂の島。舗装された道路はなく砂道を4WDで走行するのがアドベンチャー的感覚で人気です。2018年にイギリスのヘンリー王子とメーガンサセックス侯爵夫人が訪れたことでも有名です。
Great Barrier Reef

Tourism Port Douglas and Daintree
オーストラリアの北東部海岸沿いに広がる世界最大級のサンゴ礁です。シュノーケルを含むツアーが数多くあり、スキューバダイバーでなくても気軽にグレートバリアリーフを満喫することができます。
Greater Blue Mountains Area

David Ireland / Tourism Australia
シドニー市内から車で約2時間程で行くことのできる人気の世界遺産スポットです。広範囲にわたる調和の取れたユーカリの生息地であることが世界遺産に選ばれたポイントです。
Lord Howe Island Group

Luxury Lodges of Australia
シドニーやブリスベンから約2時間のフライトで行くことができる、「楽園」とも称される島です。定住人口はおよそ300人で島には1度に400人の滞在しか認められていないため、観光客ばかりということもありません。
Ningaloo Coast

Tourism Australia
オーストラリア西海岸に位置し、毎年5月から10月にかけて体長18メートルにもなるジンベエザメが現れます。ウェスタンオーストラリア州を訪れるなら、この「ニンガルーリーフでジンベエザメと一緒に泳ぐ」は必ずやっておきたいアクティビティの1つに選ばれています。
Purnululu National Park

Australian Pacific Touring Pty Ltd
アボリジニの言葉で「バングルバングル」とも呼ばれ奇石地帯の光景が広がります。西オーストラリアの内陸部に位置し、乾季にはツアーでハイキングを楽しむこともできます。
Shark Bay (WA)

Tourism Australia
西オーストラリアの海岸で、ジンベエザメ、ジュゴン、ザトウクジラなど豊かな海洋生物で知られ、モンキー・マイアではイルカがビーチにやってきて人間と触れ合うことで有名です。
Wet Tropics of Queensland

Tourism Port Douglas and Daintree
「クイーンズランドの湿潤熱帯地域」と言い、その1部であるデインツリー・レインフォレストへのツアーが人気です。ケアンズやポートダグラスからツアーが出ており、長期で楽しむ場合はモスマンやケープ・トリビュレーションなど熱帯雨林に位置する美しい町や村に滞在することができます。
Kakadu National Park

Tourism Australia
ノーザン・テリトリーに位置し、アボリジニの文化や熱帯雨林、湿地帯などが観察できます。雨季や乾季によってアクティビティは異なりますが、リバークルーズ、ハイキング、満天の星空の下でのキャンプやヘリコプターライドなどその楽しみ方は様々です。
Tasmanian Wilderness

Tasmanian Walking Company / Great Walks of Australia
タスマニア島にある17の国立公園のほとんどがこの世界遺産に指定されていおり、面積はおよそ島の20%を占めます。その自然を満喫するにはハイキングが1番で、長い道、気軽な道、厳しい道など自分のレベルによって選ぶことができます。
Uluru-Kata Tjuta National Park

Tourism Australia/Tourism NT
言わずと知れたオーストラリアの代表的風景である世界最大の一枚岩「エアーズロック」があります。オーストラリアに滞在するのであればここは外せない観光地です。
他の英語圏と留学先を迷っている方へ
多くの方がなぜオーストラリアを選んでいるのか、少し聞いてみるのもいいかもしれません。ある人は気候や環境を、安全性を挙げる方、国柄や人柄を気に入ったという方、将来働きたい企業の目標に向かって、または海外での永住を目標に等、様々な魅力を求めてオーストラリアに来ています。
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