渡豪前に知っておこう!オーストラリアの歴史と文化

留学生に人気のオーストラリアですが、どういった歴史からオーストラリアができ、どんな文化を持っているのかご存知でしょうか?実際に現地で生活すると日本とは違うルールやマナーがあったり、文化の違いに驚いたりということがあるはずです。オーストラリア特有の文化や歴史背景を渡航前にしっかり確認し、理解しておきましょう!

目次

オーストラリアの文化

オーストラリア人の特徴

オーストラリア人は穏やかな気候やビーチ文化で育ってきたという背景もあり、のんびりとマイペースで、おおらかな人が多いと言われています。Uncertainty Avoidance(不確実性の回避)指数という、「どのくらい曖昧な状況や未知の状況を危険視し、それを避けようとするか」という度合を数値化するものがありますが、日本はその指数が世界の国々と比べて高く、起こりうる危険を前もって避けようとする文化的傾向があります。一方、オーストラリアは正反対にこの指数が低いため、日本人から見るとオーストラリア人はおっとりしていて物事が起こってしまってから対処する、というような印象を受けるかもしれません。ただ細かいことはあまり気にしない文化なので、日本なら決められた規定に100%則るところを、オーストラリアでは規定があっても理由によっては特例が認められたりと柔軟性があるように感じられます。

多様性が認められる社会

オーストラリアは多民族国家のため、あらゆる民族、文化の中でバランスを保ちながら人々が共存しています。そのため、オーストラリア国内にはキリスト教の教会だけでなくイスラム教のモスクやアジア系のお寺があったりと、世界中の文化を垣間見ることができます。幼稚園や学校も様々な人種が混ざり合っており、子どもたちは幼いころからインターナショナルな環境で多様性が当たり前として育ちます。見た目やバックグラウンドで判断されにくく、道端やバス、電車で気さくに話しかけてくれる人も多いので、オーストラリアは初めての留学には最適の場所といえるでしょう。

また、オーストラリアでは「マルディ・グラ」と呼ばれる世界最大規模のLGBTQIパレードが毎年開催されており、LGBTQI+大国と言われています。さらに2018年の法律改定により、同性結婚が認められるようになりました。多様なバックグラウンドによる考え方の違いを認め合い生活しているオーストラリアだからこそ、性別にかかわるあらゆる価値観も認められる国なのだろうと思います。

自然と共存する生き方

オーストラリアは日本の20倍以上の国土を持ち、国内には太古から残る雄大な自然が広がっています。都会であっても緑が溢れており、ボタニックガーデンや大きな公園で癒されることができます。アウトドアアクティビティが人気で、サーフィン、スノーケリングやダイビングなどのマリーンアクティビティ、ハイキングやブッシュウォーク、トレッキングなどのマウンテンアクティビティ、スカイダイビングやパラセイリングなどのスカイアクティビティなど、大自然を満喫できるアクティビティが盛りだくさんです。 驚くほど透明度の高い海や手つかずの熱帯雨林、見渡す限り続く広野は圧巻です。日本とはスケールの違う広大な自然を感じながらのびのびと生活することができます。

ワークライフバランス

最近は日本でもよく耳にするワークライフバランスという言葉ですが、意味はそのまま、「仕事とプライベートのバランス」のことです。実はオーストラリアはこのワークライフバランスの先進国と言われています。 日本では生活の大半を仕事に費やすという生活スタイルも珍しくなく、朝早くから働いて夜遅くまで残業という日々を過ごすサラリーマンも少なくありません。オーストラリアはというと、「時間内にやるべきことをこなす」というのが常識で、残業をするのは自分の仕事のマネジメントがしっかりできないためとみなされます。ですので、すべての業務を1日で無理をしてこなそうとするのではなく、優先順位を決め効率よく仕事をしていくのが当たり前。どうしても今日やらないといけないこと以外は明日に回して、定時できっちり帰宅するのがオーストラリアのワークスタイルなのです。

また給料面での待遇もしっかりしており、時間外労働や休日出勤時の手当は日本より断然良い上に、有給消化率も100%!働くときはきっちり働き、休む時はしっかり休むというやり方で、仕事とプライベートの両方を充実させているのがオーストラリアのワークライフバランスです。おおらかでマイペースな人が多いと思われがちのオーストラリアですが、仕事では実力社会で効率重視なのです。

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オーストラリアのマナー

バスに乗るときは手を挙げる

オーストラリアでバスに乗るときは、走ってきたバスに向かって手を挙げます。街中ではたくさんのバスが走っており、ひとつのバス停にも様々な路線のバスが停まるため、手を挙げないと違う路線のバスを待っていると思われてそのまま通り過ぎてしまいます。バスのドライバーにしっかりと見えるように手を挙げましょう。 ちなみにオーストラリアのバスは安全のために乗客の人数制限が設けられており、バスドライバーが車内の人数を調整しています。車内がぎゅうぎゅう詰めになり運転中やブレーキをした際に乗客が怪我をしないための対策です。バスに乗車する際にここまで、と止められたり、既にバスが定員いっぱいの場合は止まってくれない場合もありますので、その際は次のバスが来るまで待ちましょう。

チップは必須ではない

オーストラリアでは、外食した際のチップの支払いは必須ではありません。カジュアルなレストランやカフェであれば基本的にチップを支払う必要はありませんが、レジの横などにチップを入れる入れ物が置いてあるところもあるので、気持ちとしてチップを支払うこともできます。支払われたチップは普通スタッフの間で分けられ、給料にプラスで貰うことができます。少し高めのレストラン等であれば、支払いの際にチップの額を聞かれることもありますが、強制ではありませんので支払わなくても問題ありません。チップを支払う際の金額は人それぞれですが、大体の場合は金額の端数をチップとして支払ったり、全体の金額の10%をプラスで支払うのが一般的です。

公共の場での飲酒は禁止されている

オーストラリアは飲酒に関する決まりが日本よりも厳しく、公共の場での飲酒は禁止されています。日本であればコンビニでアルコールを購入してそのまま外で飲んだり、公園でお花見をしながら飲んだりということも可能ですが、オーストラリアでは公共の場で飲酒すると罰金の対象になりますので気をつけましょう。 他にもアルコールを取り扱うレストランやバーなどで働く従業員はRSAという資格が必要だったり、酔っぱらっているとみなされた人にはお酒を売って貰えなかったり、バーに入店できなかったりと細かいルールが設定されています。オーストラリアは州によって法律にも違いがありますので、詳細な決まりはそれぞれの州のものを確認し、従いましょう。

煙草を吸える場所が少ない

オーストラリアでは、ホテルやレストラン、バーやパブなどの建物内は基本的に禁煙です。屋外でも喫煙については厳しいルールが設けられており、レストランの入り口から最低でも4メートルは離れた場所でないと喫煙できないなどどこでもタバコを吸えるわけではありません。またタバコのポイ捨てに関しても罰金が科せられますので、喫煙者の方は十分に注意しましょう。オーストラリアは日本と比べてタバコの値段がかなり高く、日本では500円ほどのタバコがオーストラリアでは30ドル以上で売られています。もしかするとオーストラリア留学をきっかけに禁煙できるかもしれませんね。喫煙に関する法律も各州で異なりますので、ぜひそれぞれの州の決まりをしっかりと確認してください。

公共交通機関での通話OK

日本の電車やバスでの通話はマナー違反として禁止されていますが、オーストラリアでは公共交通機関でも電話をしている人をよく見ます。時々ビジネスの話をしていたりして、みんなに聞こえてるけど大丈夫なのかな?と心配になることも(笑)。特に通話が禁止されているわけではないので電車やバスでも電話はできますが、日本でのマナーに慣れている私たちはなかなか通話しづらいかもしれません。時々公共交通機関で音楽を流している人もいますが、迷惑行為なので音楽を聴きたい時は必ずイヤホンやヘッドホンを利用しましょう。

オーストラリアの歴史

実は、国として独立してからの歴史はまだ浅いオーストラリア。元々オーストラリアは、1788年にイギリスの中尉だったJames Cookがイギリスから船を率いてやってきたところから、囚人の流刑地として植民地となりました。その後オーストラリアでは、今もある6つの州の元となる植民地がそれぞれに独立していました。それから1851年頃に金鉱を求めて世界中から人々が集まり始め、ひとつの国としてのアイデンティティを確立していったのです。そして1901年に、6つの植民地が集まって1つの「オーストラリア連邦」ができました。この年から数えると、オーストラリアという国としての歴史は今年で120年目になります。
このような歴史的背景もあり、オーストラリアにはヨーロッパ調の建物が街中で多く見られたり、オーストラリア英語にイギリス英語のおもかげ(単語の使い方やスペリングなど)が残っています。

オーストラリアにはアボリジニという先住民族が5万年以上も前から住んでおり、イギリスからの来航によって植民地開拓がはじまる頃にももちろん多くのアボリジニがいました。今でもオーストラリアには80万人のアボリジニが居住しており、その数は当時からそれほど変わりはありません。しかし、植民地開拓の前は約700ものアボリジニの言語が話されていたそうですが、今では約250種類まで減少しています。植民地開拓により失われたアボリジニの文化や、紛争で多くのアボリジニが土地を奪われ、命を落としたという歴史も決して忘れてはいけません。 そんな悲しい歴史を省みて、アボリジニの文化は今でもオーストラリアに深く根付いており、「カンガルー」や「コアラ」という言葉や、オーストラリア中の変わった地名もアボリジニの言葉がそのまま使われ続けています。アボリジニの聖地といわれるウルルや、アボリジニに代々受け継がれているアートや工芸品はオーストラリアで大切に守られ、文化体験ができる場所や施設も多くあります。

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