【見事優勝!鈴木朋樹選手】GIO OZ Day 10km・前日の日本人選手ウェルカムパーティーの様子

1月26日(土)のオーストラリアデーに行われたGIO OZ Day 10km。イベントに先立って開催された、日本人コミュニティ主催の前日ウェルカムパーティーにご招待いただき、参加させていただきました。パラリンピック選手のみなさん、その他協賛の企業さんたちが集まり賑やかなパーティーとなりました!

冒頭ではイベントの主催者である中塚智恵さんからご挨拶がありました。このイベントを実現するために、いろいろな機関や企業に働きかけられた中塚さん。皆様からの協力があってこそ実現することができましたとおっしゃっていましたが、周りを巻き込んで何かを成し遂げられる中塚さんの企画力、行動力、そして人脈は本当に素晴らしいなぁと改めて感じました。

その後は全員でOZ Day 10kmの動画を見て、レースの臨場感を体験しました。動画で見るレースは想像以上にスピードがあり驚きました!また、上半身全体を使って車椅子を漕ぐ姿はさすがのアスリート。カーブを曲がる時は片手でハンドルを操作しながらもう片方の手でタイヤを漕いでいて、その腕はどの選手も筋肉隆々でした。スピード感やレースの雰囲気が見てみたい方はぜひ下の動画をご覧ください。

 

動画を見終わった後はお待ちかね、パラリンピック選手のみなさんのご登場!選手の方がひとりひとり入場されるたびに拍手と歓声が起こりました!この日は7名が集まってくださり、OZ Day 10kmへの意気込みや、普段のトレーニング方法など興味深いお話をたくさん聞かせてくださいました。選手のみなさんはパラリンピックに合わせて4年のスパンでトレーニングや体づくりの計画を立てられていて、OZ Day 10kmにもそれぞれの目標を定めて挑まれるとお話されていました。来年のパラリンピックの日本代表が決定される時期が迫っているので、今回のレースも非常に重要な大会のひとつとのことでした。今回のレースで見事優勝された、鈴木朋樹選手もパーティーに来てくださっていました!

選手のみなさんが揃ったところで、日本人学校を代表して生徒さんのスピーチが贈られました。 シドニーで生まれた彼は、幼い頃に家庭で日本語を話していたため英語が話せず、悔しい思いをしたそうです。しかしその後、得意な数学を一生懸命勉強することで自分の強みを見出すことができ、それと同時に英語力もどんどん上がっていったそうです。今ではバイリンガルとして二か国語を話すことができるようになり、それも自分の強みになることに気付いたと話されていました。人は誰しも得意なこと、苦手なことを持っています。自分の強みに気付き、努力して伸ばすことで、自然と苦手な分野もカバーできるようになるのですね。それを身をもって実現し、世界で活躍しているパラリンピック選手のみなさんのようになりたいと彼は話していました。選手の方ひとりひとりの顔を見ながら、一言ずつ噛みしめるようなスピーチは胸にくるものがありました。

 

お次はシドニーサクラキッズのみなさんのチアリーディングで選手のみなさんを応援!限られたスペースを存分に使って、元気いっぱいでダイナミックなパフォーマンスをされていました!選手のみなさんも笑顔で拍手したり歓声が湧いたりと、大いに盛り上がりを見せました。

選手のみなさんとの交流の時間も設けられていて、いろんな企業や団体からの参加者が入り混じって会話を楽しんでいました。

最後に、障害を持つ方々とそのご家族や介護者の支援活動をしているAbility LinksのBarbaraさんからお話がありました。Barbaraさんとは交流の時間にお話しをしたのですが、今の社会がすべての人にとって暮らしやすいか、過ごしやすいかを、わたしたちひとりひとりが考える必要があるとおっしゃっていました。例えば何気なく選んだそのテーブルが、車椅子の方でも使いやすい高さかどうか?トイレは広さを確保するだけでなく、障害のある方が本当に使いやすい作りになっているかどうか、など…わたしたちが少し視点を変えてみるだけで、見えてくるものがたくさんあると言います。

パーティーの会場に飾ってあった作品です。”We may all be different fish but in this community we swim together.” 「私たちは違う魚かもしれないけれど、この社会では一緒に泳いでいる。」海にはたくさんの種類の魚がいてみんなが一緒に泳いでいるように、世の中にはいろんな人がいて、一緒に生活しています。それぞれの特徴を活かし、助け合いながら生きられる社会を作っていく気持ちが大切だということに気づかされました。

当日のGIO OZ Day 10kmの様子。鈴木朋樹さん、堂々の優勝おめでとうございます!!!

オーストラリアでは車椅子に乗っている方を街で見る機会が多くあります。前回の中塚さんへのインタビューで、まだまだ日本は障害のある方が快く出かけにくい、要望が通りにくいなどの風潮があるとお話されていました。わたしたちが少しずつでも視点を変え、小さなことにも気が付けるようになれば、誰にとっても過ごしやすい街づくりの第一歩になるのではないかと思いました。

今回イベントを主催された中塚さんは、オーストラリアで様々なイベントを企画されています。今後のイベントはこちら(Chie Nakatsukaと車椅子で大冒険:Access Creators)で告知されますので、福祉関係やボランティア活動に興味のある方はぜひ定期的にチェックしてみてください。

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