パスポートは世界で通用する身分証明書です。留学だけに限らず日本国外へ行く際には必ず必要になります。オーストラリア留学を考え始めたら、まずはパスポートを申請しましょう。既にパスポートを持っている人は、有効期限をチェックしましょう。オーストラリアへの入国は有効期限が最低6カ月以上あるようにしておくことをおすすめします。
このページでは、初めてパスポートを申請する時の手順を見ていきましょう。
目次
パスポート申請に必要な書類を用意する
一般旅券発給申請書
パスポート申請書はオンラインでダウンロードできます。必要事項をそのままタイプし、プリンターで印刷、直筆で署名を記入したものをパスポート申請窓口に持っていきます。申請書だけダウンロード、プリントアウトし、手書きで諸事項を記入することも可能です。また申請書はパスポート申請窓口でも手に入れることができます。
5年有効パスポートと10年有効パスポートの2種類の申請書がありますので、どちらを申請するか決めておきましょう。20歳未満の場合は5年有効パスポートしか申請できません。
署名は日本語でもアルファベットでも、どちらでも可能です。学校の申請書や携帯の契約書など全ての署名はパスポートの署名と一致させる必要があるため、書き慣れた方で署名することをおすすめします。
戸籍謄本(または戸籍抄本)
申請日より遡って6カ月以内に発行されたもの1通が必要です。
戸籍謄本・抄本は、本籍地のある市町村の役場に申請して取得することが可能です。以下、戸籍謄本・抄本の取得方法です。
-
- 本人や家族が直接役所に出向いて申請する方法
- 本籍地のある役所に出向いて申請します。申請には印鑑や本人確認ができる書類(運転免許証など)が必要になります。事前に本籍地のある役所のホームページを見て用意するものを確認しておくといいでしょう。戸籍謄本・抄本はその場で交付されます。
通常、受け取りには手数料がかかります。
-
- 代理人が申請する方法
- 本人や家族以外が申請する場合には委任状を書いて代理人が交付申請することもできます。印鑑、本人からの委任状、代理人の本人確認ができる書類(運転免許証など)が必要になります。事前に役所のホームページを見て手順や用意するものを確認しておくといいでしょう。戸籍謄本・抄本はその場で交付されます。
通常、受け取りには手数料がかかります。
-
- 郵送で取り寄せる方法
- 大学や就職で本籍地を離れて生活している場合などは、郵送で申請、取り寄せすることができます。通常、申請書、本人確認ができる書類のコピー、手数料、切手を貼った返信用封筒など必要な書類を全て用意し郵送で申請します。事前に役所のホームページを見て申請書がダウンロードできるかどうか、手数料はいくらかなどを確認しておく必要があります。
-
- コンビニで発行する方法
- 最近ではコンビニで戸籍謄本・抄本を発行することも可能です。マイナンバーカードや住民基本台帳カードなどが必要になり、また、全ての市町村がコンビニ発行に対応しているわけではないので事前に役所で確認しましょう。
住民票の写し
住民基本台帳ネットワークシステムを利用していない方、または住民登録されていない場所に居住している方は、住民票の写し1通が必要になります。
住民票も戸籍謄本・抄本と同じく本人や家族による申請、代理人による申請、郵送での請求が可能です。自分の住民票がある市町村の役所で事前に手順や必要書類を確認しましょう。
パスポート用写真
パスポート申請用の写真規格に沿った写真を1葉提出する必要があります。パスポート用写真には細かく規定が決められているので、写真ブースなどを利用して自分で撮影を試みる場合は注意が必要です。規格には、6カ月以内に撮影したものであること、影のないもの、メガネのレンズに光が反射していないこと、などが含まれますので一度パスポート用写真の規格をよく読んで写真撮影に挑みましょう。写真館などでも撮影してもらうことができますので、不安な人は写真館でパスポート用の写真を撮影してもらうと安心です。
本人確認のできる書類
マイナンバーカード、運転免許証などの原本を本人確認のために提示する必要があります。
以下、本人確認として使用できる他の書類です。AとBの各1点、又はAから2点を提示します。
A | 健康保険証、国民健康保険証、共済組合員証、後期高齢者医療被保険者証、国民年金証書(手帳)、厚生年金証書、船員保険年金証書、恩給証書、共済年金証書、印鑑登録証明書など |
---|---|
B | 学生証、会社の身分証明書、公の機関が発行した資格証明書など写真の付いた身分証 |
パスポートを申請する
上記の必要書類を揃えて、住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口で申請します。申請から受領まで1~2週間ほどかかります。
申請した後に渡される受領証は引き渡しの際に必要になりますので、失くさないよう保管しておきましょう。
※日本国内での申請の仕方については各都道府県で違いがあります。詳しくは申請手続きをする地域のパスポート申請窓口まで問い合わせてください。
パスポートを受領する
パスポートの受領には必ず本人が窓口にて受け取る必要があります。手数料の支払いを終えたら受領証とともに受け取り窓口へ行きます。
以下、手数料一覧です(2018年12月現在)。
パスポートの種類 | 都道府県収入証紙 | 収入印紙 | 合計 |
---|---|---|---|
10年有効パスポート (20歳以上) |
2,000円 | 14,000円 | 16,000円 |
5年有効パスポート (12歳以上) |
2,000円 | 9,000円 | 11,000円 |
5年有効パスポート (12歳未満) |
2,000円 | 4,000円 | 6,000円 |