IELTS(アイエルツ)とはどんな試験?徹底的にご説明!

海外留学、海外移住を検討中の方に是非お勧めしたい英語力証明資格、IELTS(アイエルツ)。レベルの見方や試験内容まで、徹底的にご説明します!

目次

IELTS(アイエルツ)とは

世界で約300万人が受験し、10,000以上の機関、企業が認定している英語力証明資格です。海外留学や海外移住を目的とする方、海外で英語力の証明が必要な方に最適なテストです。

イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほとんどの高等教育機関(大学・大学院など)で認められており、TOEFLが一般的なアメリカでも、それに代わる資格として3,000以上の高等教育機関で入学時の英語力証明に採用されています。有効期限は2年とされており、教育機関へ提出する場合は2年以内に取得したスコアでなければ受諾されません。

世界中の英語語学学校でIELTS試験準備コースが開講されており、ハイスコアを取得するため多くの留学生が受講しています。

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IELTS(アイエルツ)を受験するメリット

世界中で認められる英語資格試験であり、英語力証明の世界基準として受験者が増え続けています。世界140か国、10,000以上の機関が認定しており、留学や研修のための英語力証明から海外移住申請に最適なテストです。1対1の面接スタイルで行われるスピーキングテストは実用性のある内容となっており、英語圏での生活で本当に必要な英語力を測ることができます。世界で年間約300万人が受験し、日本でも大学生を中心に受験者数が急増しているメジャーな英語試験です。

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IELTS(アイエルツ)のレベル

アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュール

IELTS(アイエルツ)には2つのテスト(モジュール)タイプがあります。

アカデミック・モジュール ジェネラル・トレーニング・モジュール
アカデミック・モジュールは主に海外の大学への入学審査に利用できるテストです。イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなどIELTSが入学審査に採用されている大学では、アカデミック・モジュールでの試験結果を提出する必要があります。 IELTSの利用が認められている教育機関以外の企業などの研修、またはオーストラリア、ニュージーランド、カナダへの移住申請にはジェネラル・トレーニング・モジュールを利用できます。

一般的にアカデミック・モジュールは大学や高等教育機関の審査基準として使用され、ジェネラル・トレーニング・モジュールは海外での生活に必要な英語力を測るものとされており、難易度はジェネラル・トレーニング・モジュールの方が低いと言われています。ただし、ジェネラル・トレーニング・モジュールの方がスコアが取りやすいということではなく、スコアを取るための正解数に差があるため平等に採点されます。例えばIELTS5.0のスコア取得のためにアカデミック・モジュールでは40問中15の正解数で取得できるところ、ジェネラル・トレーニング・モジュールでは40問中23の正解数が必要なため、問題は容易でも高い正解率を取らなければいけません。(※上記は例であり、正解数は目安です。)

他の英語力証明資格との比較

IELTS 英検 ケンブリッジ英検 TOEIC TOEFL iBT 概要
3.0 3級 A2 Key 291~299   非常に慣れた状況において、一般的な意味のみを伝え、理解することができる。コミュニケーションが頻繁に途絶える。
3.5 300~440  
4 準2級 B1 Preliminary 450~490 ~31 慣れた状況においてのみ、基本的能力を発揮できる。理解力、表現力の問題が頻繁にみられる。複雑な言語は使用できない。
4.5 500~550 32~34
5 2級 550~600 35~45 部分的に英語を駆使する能力を有しており、大概の状況において全体的な意味を掴むことができる。ただし、表現に間違いが多くみられることも予想される。自身の分野においては、基本的なコミュニケーションを行うことができる。
5.5 B2 First 600~740 46~59
6 準1級 740~820 60~78 不正確さ、不適切さ、および誤解がいくらかみられるものの、概して効果的に英語を駆使する能力を有している。特に、慣れた状況においては、かなり複雑な言語を使いこなすことができる。
6.5 820~870 79~93
7 1級 C1 Advanced 870~970 94~101 時折、不正確さや不適切さがみられ、また状況によっては誤解が生ずる可能性もあるが、英語を駆使する能力を有している。複雑な言語も概して上手く扱っており、詳細な論理を理解している。
7.5 970~990 102~109
8 1級以上 990+ 110~114 時折、表現に不正確さや不適切さがみられるものの、十分に英語を駆使する能力を有している。慣れない状況においては、誤解が生ずることもありえる。込み入った議論にうまく対応できる。
8.5 C2 Proficiency 115~117
9 118~120 十分に英語を駆使する能力を有している。適切、正確かつ流暢で、完全な理解力もある。

(概要については公式サイト(http://www.eiken.or.jp/ielts/result/)より引用)

※他テストとのスコア比較は参考程度ですので、あくまでも目安としてご覧ください。

バンドスコア

IELTSに合否判定はなく、結果は1.0から9.0のバンドスコアで示されます。リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの各セクションごとにバンドスコアで評価される他、オーバーオール・バンド・スコアという総合評価が示されます。審査基準は各機関・企業によって異なり、ライティングは5.0以上など特定のセクションに最低ラインを設けているところもあれば、オーバーオール・バンド・スコアが一定の評価以上であれば受入れ可能などまちまちです。どのような条件を設けているか、提出先の機関・企業に必ず確認しましょう。

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IELTS(アイエルツ)のテスト内容

テストの内容はアカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールで異なりますが、ここでは留学や大学進学のために利用できるアカデミック・モジュールをご紹介します。

セクション 内容 測定される英語力
リスニング(4セクション/40問)
テスト時間:30分
Section 1:
日常生活における2人の人物による会話(宿泊施設の予約など)を聞いて問題に答える。
Section 2:
日常生活におけるモノローグ(地域の施設に関する描写、食事の手配に関する説明など)を聞いて問題に答える。
Section 3:
教育の現場における複数(最大4人)の人物間(課題について話し合う大学の指導教官と生徒、研究計画について議論する学生など)の会話を聞いて問題に答える。
Section 4:
学術的なテーマに関するモノローグ(大学の講義など)を聞いて問題に答える。

※どのセクションも音声は一度しか聞くことができない。様々なネイティブスピーカーの声やアクセントが使用される。

話の要点や特定の情報を聞き取る能力、話者の意図や姿勢、目的を理解する力、議論の展開についていく力など幅広いリスニング力が問われる。

リーディング(3セクション/40問)
テスト時間:60分
合計3つの長文(全体で2,150~2,750 words)が出題される。
文章は書籍、専門誌、雑誌、新聞などから抜粋され、学術的なトピックに関して一般読者向けに書かれたもの。
内容は大学や大学院に進学を予定している受験者もしくは就職を希望している受験者に適したものになっている。描写文や事実を述べた文、色々な見解が書かれた文から物事を分析したものなど様々で、図形やグラフ、イラストなどが含まれる場合もある。
専門用語が使用されている場合は、簡単な注釈がつく。
文章の要点や趣旨、詳細を把握する力、言外の意味を読み取る力、筆者の意図や姿勢、目的を理解する力、議論の展開についていく力など幅広いリーディング力が問われる。
ライティング(2タスク)
テスト時間:60分
Task 1:
グラフや表、図形を分析し、自分の言葉で客観的に説明する。また、物事の過程や手順の説明を問われることもある。語数は約150 Words。
Task 2:
ある主張や問題についてエッセイを書く。出題されるのは、大学や大学院に進学を予定している受験者もしくは就職を希望している受験者に適した一般的な題材になっている。語数は約250 Words。
Task 1:
データを分析・比較し、それを説明する、もしくは物事の過程や手順を説明する力が問われる。
Task 2
ある問題に対してどのような意見を持っているかを説明する。根拠や例を挙げて比較検討しながら、筋道を立てて自分の主張を展開し、説得力をもたせる力が問われる。
スピーキング(3パート)
テスト時間:11~14分
Part 1:自己紹介と日常生活に関する質問
試験官が自己紹介をした後、受験者の名前を尋ね、パスポートを使って本人確認する。その後、試験官から家族、仕事、勉強、趣味などの一般的なトピックについて質問される。
Part 2:スピーチ
試験官からトピックと言及すべきポイントが書かれたカード(Task card)が渡され、1分間の準備時間とメモを取るための鉛筆と紙が与えらる。その後、最大2分間のスピーチを行い、スピーチの後には、試験官から同じトピックについて1~2つ質問される。
Part 3:ディスカッション
試験官からパート2のトピックについて、より掘り下げた質問がされる。受験者はトピックについてより深く自分の考えを述べることができる。
質問に答えながら、日常の話題や出来事について情報を伝え、意見を述べるコミュニケーション能力、与えられたトピックに関して適切な言葉使い一貫性を持って、ある程度の長さのスピーチをする能力、説得力のある意見を述べ、物事を分析、議論、推測する力などが問われる。

(出典:アイエルツ 日本版受験者向け情報

4つのセクションの合計所要時間は約2時間45分で、休憩時間はありません。リスニング、リーディング、ライティングは同日に実施され、スピーキングは3セクション受験の前後6日以内に行われます。

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IELTS(アイエルツ)の受験料

IELTS(アイエルツ)の受験料は1人1回あたり25,380円(税込)です。公式ウェブサイトから申込の際にクレジットカード、コンビニ支払い、郵便局ATMのいずれかの支払い方法を選択できます。

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まとめ

IELTS(アイエルツ)は世界中で認められている公式英語力判定試験の一つで、年間約300万人が受験し、その人数は年々増え続けています。英語圏の高等教育機関(大学・大学院など)への進学、企業での研修、移住の際に英語力の審査基準として採用されており、イギリス、アイルランド、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認定されています。アメリカでは、一般的な英語力判定資格であるTOEFLに代わってIELTSを採用している大学・大学院も増えてきています。他の試験と比べて試験時間が短く、短時間で集中して挑めることも魅力のひとつです。また、リスニングでは様々な国のアクセントが取り入れられており、ひとつの英語だけでなく一般的な英語のリスニング力が測れるのも特徴的。海外への留学、進学を考えられている方はぜひ一度受験してみてください!

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